腰椎骨折で…

この記事は約5分で読めます。

ばっきりと今回自分は腰椎第一の部位が折れやったわけですが、これが骨折だけならよいのですが、やはり脊髄が近くにあることでの弊害がいろいろとあるようで。

腰椎骨折で脊髄に圧迫

自分の場合、左写真のように、L1の部分がばっきり折れて、横にある脊髄に圧迫がありました。

背中にボルトを入れた後方固定術にてその圧迫は改善されたのてすが、

圧迫によって脊髄が押されて、一時的にうっ血状態になり、場所的には以下の障害が懸念されてたようです。

 

T11~L1間

・股関節と足の麻痺および感覚喪失

L2~S2間

・異なるパターンの足の筋力低下としびれ

(損傷の正確な位置に依存)

引用先:MSDマニュアル家庭版

しびれ

これは事故にあってから搬送されて、ベッドで寝てた時に気づきましたが、

右足太もも外側に、じわり薄皮1枚ある感じ

の感覚がずっとあるんです。これがしびれかぁとしみじみ思ったり。

しびれの移動

事故の後から右太もものしびれはあったものの、

感覚自体はある、力は入る状態。

後から群発的に、右太もも、股関節のしびれが出てくるように。

どうしても脊髄圧迫の余波っぽいのが後から出てくるような感じ。

これに関しては、一か月~二か月ほど様子を見ながら対処との事でした。

下の心配

圧迫した脊髄の部位は、下半身のしびれももちろんなんですが、場所的に、泌尿器系の心配もしないといけないところだったりするそうで(◎_◎;)。

筋力の衰え

もちろん使ってないから筋力は落ちるわけで。

人間は1週間寝たきり状態になると15%の筋力低下し、3~5週間で50%もの筋力が落ちるといわれています。

LIFULL 【廃用症候群】より

以前、自分は小脳梗塞で入院してたことがあって、一週間ほど寝たきりを余儀なくされたことがあるのですが、やはり筋肉おとろえてまして、最初の歩くときなんて足がプルプル震えて大変だったのを覚えてます。

今回は約二週間の寝たきり状態。しかもベットアップは10日ほど禁止。

ベッドの上からリハビリが始まって、歩行器で歩くまでに約2週間。。。

日常的な動作

結構な衰えで、歩くまでが大変でしたが、背骨折ったことによって動作もいつもと違うようにしないといけなくなったとか。

その件も含めて、リハビリでは、

・背中をひねることがないように、日常生活を送れる動作を教えてもらうようにする

・コルセットを外しても大丈夫なように、腹筋と背筋を鍛える、下半身を鍛える

をやっていくわけです。

振り向く動作一つでも、今まで使っていた第一腰椎が骨折してるので、背中が動かせない。

なので左のような図のように振り向く動作も注意して覚えないと、手術箇所に負荷がかかってしまって、さらに骨折、ボルト入れたところの再手術になってしまうとか(;’∀’)

背中まるめるといった動作はNG

後ろを振り向く時も、背中をひねったらよかった動作が、

骨盤を動かして、足の膝を曲げて後ろを振り向く、といった動作になるという。

一番背中で動く骨を折っているので、そういった動作を覚えていかないと日常生活がツライという。

してはいけない動作で、もしも背中のボルトが…

これはさんざん執刀医からもリハビリの先生たちからも脅され…指摘されていることなのですが、

ひねったり、背中から曲げたりなど、負荷がかかった場合は、

ボルトの方が骨より硬いので、骨が割れるそうでして…

骨だけならまだしも、脊髄も損傷するだろうと。中にある金具(支えているプレート)とかも、取り外すの大変になるから十分気を付けるように、だそうで…(; ・`д・´)

コルセット

コルセット装着するんだけど…

腰椎骨折で、姿勢を保持するのに必要なのが、後方の手術とコルセットなわけ。

私の場合は、軟性コルセットと硬性コルセットと両方作成となりました。

なんでか先に作ったのが 軟性コルセット だったんですけどね。

(後で前方固定術の予定があったので)

個人的なコルセットの副作用

肌トラブル

まぁ、接触する部分が、一ヶ月ほど立ってから痒くなるトラブルが。これがツライ…。

夏場だった蒸れてもっと最悪だったと思ったら、時期的にはかなり救われてたかもしれないです(怪我したのは12月。コルセット外れる許可が出たのは3月)

最初は背中、その後は脇に胸と、どんどん湿疹というか、皮膚炎が広がっていって、リハビリの病院では合成副腎皮質ステロイド剤まで出してもらって皮膚炎を保持するのに緩和してました。

退院後は皮膚科に通うという感じになってしまいました。

執刀医、リハビリの先生に聞いたところ、結構とういうトラブルはあるらしいので、肌弱い人は、コルセットつけてからの肌の様子を確認して、担当の医者等に相談してみると良いかと思います。

参考

デルマトーム

脊髄神経が支配する皮膚感覚領域を模式図化したのがデルマトームというらしいです。

(リンク先は詳しい図があります

参考:セタクリニックさんblog)

左の図のことをいうようです。

記号は、下記事の、

「L1とか何の記号?」を参考にしてください

自分の場合、折れた骨が「L1」なので、ちょうどしびれが出ている箇所がこのマップの場所とあてはまります(;’∀’)

L1とか何の記号?

横の図にある通り、骨の位置をさします。

英語の頭文字をとって

頚椎(Cervical spine)はC1~C7

胸椎(Thoracic)はT1~T12

腰椎(Lumbar)はL1~L5

の表記となります

引用:脊椎手術.com

病院で先生とか看護師さんがよく使ってたのと、「L1がばっきり折れた」とか話してたら通じたりするので説明が楽でした

タイトルとURLをコピーしました